
“唇が荒れるのを防ぐ”のがリップクリームだと多くの人が思っています。ではなぜ唇が荒れるのでしょう?
唇も本来は肌なので、当然代謝をします。古い肌を脱いで新しい肌を出したいのです。そのため古い肌を持ち上げるのですが、多くの人は皮膚がむけたこの状態を「唇の荒れ」と勘違いしてリップクリームを塗っています。すると油で古い角質は落ち着きますが、油が乾くとかさついてしまいます。そして次の角質もその次の角質もどんどん重ねられて、かさぶたのように分厚くなり、割れたり避けたりするときには下の表皮まで一緒に傷ついてしまいます。
もっとも良くないのが、唇の保護のためにと思っているせいで、お休み前に鏡をよく見ずに塗ってしまうことです。このせいで唇の外側まで油焼けをしてしまうのです。唇も肌と同じ扱いをすることですぐにかさつきは治まります。リップクリームを辞めれば唇の荒れ・色もきれいになるでしょう。
化粧のりをよくするためにファンデーションの下に下地クリームを塗る人が多くいますが、ファンデーションがきれいに塗れない原因は、肌がかさついて凹凸があるためなのです。凹凸があって平らに塗れないので、油の膜で平らにしてファンデーションを塗りやすくするということなんですね。
ですが皮膚呼吸を妨げてはいけません。なるべく色々なものを塗らず、それよりも肌の汚れを取り除いてかさつきをなくし、平らにすることが元気で化粧のりの良い肌への近道といえるでしょう。

最近では、日常的に日焼け止めクリームを塗っている人が多いようです。通勤に駅まで15分、駅から会社まで10分、帰りが夕方だったとしたら…。ほんのちょっとの時間のために、ベタベタのクリームで一日中皮膚呼吸を止めてしまうなんてもったいないと思いませんか?
もし健康な肌でありたいと思うなら、まずはいい皮膚呼吸をすることから始めてみてはいかがでしょうか。もし呼吸ができなかったら肌だって必ず弱ってしまいます。
日焼け止めが必要なのはいつも屋内にいる人が日中屋外に出る、もしくは海に行くなどのときです。そうではなく大半の時間を屋内で過ごしているのなら、呼吸のできる健康な肌作りをして代謝を高めた方が、日焼け跡が残りにくくなるでしょう。
「目の周りの小じわが気になる」とアイクリームや美容液をつける人がいますが、小じわができる原因を知ったらきっとつけられなくなるでしょう。
実は、しわは角質がうまくはがれないためにかさぶた状態になったものなのです。アイクリームや美容液などで油分をつけると余計に角質がはがれにくくなり、さらに分厚く・硬くなってしまいます。
どんどん重なって頑固になるキッチンの油汚れを想像してみるといいかもしれません。

オイルは毛穴をゆるめるので、確かにメイクや汚れが落としやすくなります。ただしオイルは一瞬のうちに毛穴に潜り込むので、うまく落とせないとかえってニキビ、吹き出物、シミ、くすみ、毛穴の拡大などの肌トラブルにつながってしまいます。
鼻の頭が硬くなっている人の大半は毛穴パックを使っています。確かにパックをすると皮脂の塊がたくさん取れますが、果たして皮脂は減ってきているでしょうか。それよりも、取れる皮脂の塊がだんだんと大きくなってはいませんか?そして鼻の周りが硬くなっていませんか?
“肌は強い刺激が当たると硬くなる”、これはひじやかかとでご存じの通りです。パックをはがすときのピリッとした痛みが強い刺激にあたり、パックの度に肌は分厚く硬くなっていくのです。
本来なら捨てるべき角質はどんどん分厚くなり、しかも毛穴はパックによって開いたまま。「毛穴パックで鼻の毛穴が小さくきれいになった」という話を聞いたことがありません。